Investor Relations
平素より、格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
第33期(2023年12月期)は、5月8日から新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行されるなど、社会経済活動の正常化・活発化に向けた動きが見られ、外食産業においても店内飲食への抵抗感も減少し、客数も順調に回復する一方、仕入価格の高騰や人件費・光熱費等の上昇など、引き続き厳しい経営環境が続いております。
このような状況下、当社グループは2023年12月期を初年度とする中期経営計画を策定し、株式会社ホットランドをベースの収益基盤として、5本柱の、株式会社ホットランドにおける「築地銀だこ」事業、株式会社オールウェイズにおける酒場事業、株式会社ホットランドネクステージにおける主食事業、株式会社ファンインターナショナルにおける京都等の観光地における飲食事業やクリエイティブ事業(設計内装)、海外における事業展開等で安定と成長を目指してまいりました。
「築地銀だこ」事業においては、『年末感謝祭』等の自社キャンペーンや、人気スマホゲーム・TVアニメとのコラボレーション、新商品開発と積極的な販売促進活動を実施いたしました。デリバリーサービスについては、導入可能な店舗にはほぼ導入が完了し、サービスの認知拡大と1店舗当たりのデリバリー売上拡大に努めました。これらの取り組みにより、当期における既存店売上高前年比は115.1%となりました。
酒場事業においては、各業態ともに引き続き好調に推移いたしました。「銀だこハイボール酒場」では直営店のほかフランチャイズによる地方出店にも積極的に取り組んだほか、「おでん屋たけし」、「もつやき処 い志井」、「日本再生酒場」の出店も加速しております。
主食事業においては、「野郎めし」及び「東京油組総本店 <油そば>」の出店加速に取り組みました。6月に出店した「野郎めし」の「蒲田東口店」は初の都市型店舗です。また、「東京油組総本店 <油そば>」では、「築地銀だこ」との併設型店舗の展開も推進いたしました。
製販事業においては、冷凍たこ焼の大手コンビニエンスストア向け卸販売のほか、アイスクリーム製品の大手スーパーマーケット向けの販路が拡大し、引き続き好調に推移いたしました。
海外事業においては、ASEANを中心に商機を吟味しつつ出店し、タイに4店舗、インドネシアに3店舗、シンガポールに1店舗のフランチャイズによる出店をいたしました。また、香港では直営店舗7店舗の出店をいたしました。
観光地に店舗を多く有する株式会社ファンインターナショナルの運営店舗は引き続き堅調に推移し、新業態として京都四条烏丸に「炭炉まん(すみろまん)」、草津に「草津湯畑 まんてん」をオープンいたしました。
また、全天候型インドアバーベキュー施設「スミテラス」およびカフェ「シカモア」を桐生市黒保根町水沼にオープンいたしました。
以上の結果、当社グループの連結業績は、売上高38,710百万円(前期比20.4%増)、営業利益2,235百万円(同28.2%増)、経常利益2,635百万円(同1.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,021百万円(同24.8%減)となりました。
2024年12月期も引き続き中期経営計画を推進し、株式会社ホットランド以下各事業5本柱で成長を目指してまいります。
最後に、2023年12月期の年間配当につきましては、当期の連結業績を踏まえ、前期から3円増配の1株当たり10円とさせていただきました。
次期の配当につきましては、当期と同額の1株当たり10円を予定しております。株主の皆様には、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年3月
代表取締役 佐瀬 守男